和紅茶と紅茶の違いは?味・香り・カフェイン量を徹底比較

ここ数年、日本国内で人気が高まっている「和紅茶」。
名前は聞いたことがあっても、「普通の紅茶と何が違うの?」「紅茶なのに“和”ってどういうこと?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

和紅茶は、海外から輸入される一般的な紅茶とは異なる特徴を持ち、渋みが穏やかでやさしい味わいが魅力です。
また、香りや原料、そして気になるカフェイン量にも違いがあります。

本記事では、和紅茶と紅茶の違いを 味・香り・製法・カフェイン量 の4つの観点から徹底解説します。
和紅茶に興味を持ち始めた方や、健康やライフスタイルに合わせてお茶を選びたい方はぜひ参考にしてみてください。

1.和紅茶とは?


和紅茶とは、その名の通り「日本で作られている紅茶」のことです。
日本では緑茶の生産が盛んですが、実は同じ茶葉から紅茶も作ることができます。
紅茶は「発酵茶」と呼ばれ、茶葉を発酵させて独特の香りや色を生み出すのが特徴です。

和紅茶は、もともと緑茶づくりに使われてきた品種(やぶきたなど)を利用して作られることが多く、渋みが控えめで、やさしい甘み が感じられるのが大きな特徴です。
そのため「紅茶は渋くて苦手…」という方や、「食事と一緒に飲みたい」という方にも飲みやすいと人気が高まっています。
また、日本国内で栽培・製茶されているため、安心感があり「国産紅茶」としても注目を集めています。

2.味と香りの違い

紅茶とひと口に言っても、産地や品種によって味わいは大きく異なります。
海外の紅茶(アッサム・ダージリン・セイロンなど)は、紅茶専用の品種を使うことが多く、しっかりとした渋みや華やかな香り が特徴です。
ストレートで楽しむのはもちろん、ミルクティーにしても負けない力強さがあります。
一方、和紅茶は緑茶用品種を使うことが多いため、渋みが少なく、まろやかでやさしい甘みを感じられるのが特徴です。
香りも柔らかく、時にハチミツのような甘い香りや、ほんのりと和を感じさせる落ち着いた香りが楽しめます。

比較ポイント 和紅茶 海外の紅茶
原料 緑茶用品種(やぶきた等) 紅茶専用品種(アッサム種など)
味わい 渋み控えめ・やさしい甘み 渋みしっかり・力強い風味
香り 落ち着いた香り・ハチミツのような甘い香り     華やか・スパイシー・フルーティー
飲み方の相性 和菓子・和食にも合う ミルクティーや洋菓子に合う

このように、和紅茶は「柔らかくやさしい味わい」で、日本の食文化に寄り添いやすいのが大きな魅力です。

3.製法と原料の違い

紅茶は大きく分けて「緑茶」「烏龍茶」と同じ茶の葉から作られますが、発酵の度合いによって分類されます。
•緑茶:不発酵茶
•烏龍茶:半発酵茶
•紅茶:完全発酵茶
つまり、和紅茶と海外紅茶の基本的な製法は同じで、茶葉を酸化発酵させて仕上げます。

しかし、大きな違いは 原料となる品種 にあります。
•海外の紅茶:アッサム種やカメリア・シネンシス・アッサミカ種など、紅茶専用の品種を使用
•和紅茶:日本で多く栽培されている「やぶきた」など緑茶用の品種を使用することが多い

この違いが、和紅茶ならではの「渋みが控えめでやさしい甘み」に影響しています。
さらに、和紅茶は製茶時に海外紅茶ほど強い火入れを行わないことが多く、香りや味わいがまろやかに仕上がります。
そのため、食事に寄り添う紅茶・日常に取り入れやすい紅茶 として親しまれているのです。

4.カフェイン量の違い

紅茶といえば「カフェインが気になる」という方も多いかもしれません。
一般的な海外産の紅茶と和紅茶では、カフェイン量はほぼ同じ程度含まれます。

ただし、和紅茶は製茶の段階で発酵時間や火入れの強さを工夫することで、渋みや苦みとともにカフェイン量をある程度抑えることが可能です。
また、抽出方法によってもカフェイン量は変わります。たとえば、水出しでゆっくり抽出すると、カフェイン控えめの和紅茶を楽しむことができます。

飲み物 カフェイン量(100mlあたりの目安) 特徴
コーヒー 約60mg 覚醒作用が強く、眠気覚ましに適している
緑茶 約20mg すっきりとした渋み、適度なカフェインで日常的に飲まれる
海外の紅茶 約30mg    渋みや香りがしっかり、ミルクティーにも向く
和紅茶 約20mg前後 渋みが控えめでやさしい飲み心地、夜でも飲みやすい

※あくまで目安であり、茶葉や淹れ方によって変動します。

このように和紅茶は、コーヒーに比べるとカフェインが少なめ。さらに、最近ではカフェインをほとんど含まない「ノンカフェイン和紅茶」も登場し、ライフスタイルや体調に合わせて選べるようになっています。

5.まとめ

和紅茶と海外の紅茶を比べると、
•原料や製法の違いから、味わいがまろやかで渋みが少ない
•香りは落ち着いていて甘みを感じやすい
•カフェイン量も控えめで、幅広いシーンで楽しめる
といった特徴があることが分かります。

つまり和紅茶は、日本の食文化や日常生活に寄り添いやすい紅茶なのです。
当園では、ライフスタイルに合わせて選べる3種類の和紅茶をご用意しています。
紅茶好きの方はもちろん、普段は緑茶派という方にもおすすめの和紅茶。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った一杯を見つけてみてください。

ゴクゴクすっきり和紅茶

すっきりとした味わいで、マイボトルに入れて持ち歩きにもぴったり。食事にも合う万能タイプ。

水出しeveryday

1包で2リットル作れる便利な大容量タイプ。暑い季節や家族みんなで楽しみたいときにおすすめ。

ノンカフェイン和紅茶

カフェインを控えたい方、妊娠・授乳中の方、夜のリラックスタイムに最適。やさしい甘みで安心して楽しめます。

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