冬の定番にしたい！三年番茶の魅力を徹底ガイド<br>簡単基本の淹れ方＆アレンジレシピ

三年番茶は、長期間熟成させて作られる日本茶で、渋みが少なく、香ばしくまろやかな味わいが特徴です。
「お茶は好きだけど、難しそう…」と思っている方でも、急須やティーバッグで手軽に楽しめるのが嬉しいポイント。

本記事では、三年番茶の魅力を紹介するとともに、初心者でもすぐに試せる基本の淹れ方や、毎日のティータイムをもっと楽しくする簡単アレンジレシピもご紹介します。
香ばしい香りとやさしい味わいの三年番茶で、ほっと一息つける時間をぜひ体験してみてください。

1. 三年番茶とは

三年番茶は、収穫から長期間寝かせて作られる、独特の風味を持つ日本茶です。
茶葉や茎を長期間熟成させることで、渋みや苦味が落ち着き、まろやかで香ばしい味わいになります。

種類 原料 味わい
番茶 下部の葉や茎 やや渋みがある
ほうじ茶 番茶や煎茶を焙煎 香ばしい、渋み控えめ
三年番茶 番茶を長期熟成後焙煎 渋み少なくまろやか

2. 三年番茶の特徴・魅力

1.やさしい味わい
長期間熟成させることで、茶葉の渋みや苦味が落ち着き、香ばしさの中にまろやかさが感じられます。
口当たりが柔らかく、後味もすっきり。どんな食事にも合わせやすいお茶です。

2.バランスのとれたお茶として
マクロビオティックでは、三年番茶はやや陽性に近い中庸のお茶とされ、「体を温める感覚がある」として日常的に楽しまれています。
根に近い下部の茶葉や茎を使用しているため、根菜類と同じように温かみを感じやすいお茶です。

3.さまざまな活用例
自然療法の考え方では、三年番茶は胃腸にやさしい飲み物として紹介されることがあるほか、塩を加えて「うがいの代用」や鼻・目の洗浄に使われることもあります。
※あくまで伝統的・経験的な使用例の紹介です

4.香ばしい香り
焙煎による香ばしさは、気持ちを落ち着ける時間にぴったり。
毎日のティータイムで、ほっと一息つくお茶として楽しめます。

3. 三年番茶の楽しみ方

基本の淹れ方（当園の三年番茶）
当園の三年番茶は、ティーバッグで手軽に楽しめます。

急須で淹れる場合
1.一人分でティーバッグ1個を使用
2.沸騰したお湯を急須に注ぎ、2～3分蒸らす
3.湯のみに注ぐ（お茶が出なくなるまでしっかり絞り切る。複数の場合は均等に注ぐ）
※蒸らす時間を調整すると、お好みの濃さに仕上がります

水出しの場合
1Lの水にティーバッグ2～3個を入れ、一晩置く
※衛生上、必ず冷蔵庫で保存してください

梅醤番茶の作り方

材料（1杯分）
三年番茶：ティーカップ1杯分
梅干し：小1個
醤油：小さじ1/2
みりん（お好みで）：小さじ1

作り方
1.三年番茶を基本の淹れ方で淹れる
2.梅干しを軽くたたき、醤油・みりんと混ぜる
3.抽出した番茶に2を加え、よく混ぜる
4.香りと酸味、旨味を楽しみながら飲む
※体を温める飲み方として昔から親しまれてきたレシピです

その他のアレンジ例
ミルクティー風：牛乳や豆乳でまろやかに
スープや出汁：香ばしさを活かして和風料理に

4. 三年番茶の選び方・おすすめ

三年番茶は、茶葉の種類や焙煎の仕方、淹れ方によって味わいや香りが変わります。
自分好みの一杯を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくと便利です。

選び方 ポイント おすすめの楽しみ方
茶葉の状態 茎や根に近い下部の茶葉は香ばしくまろやか。
色が均一で香りがあるものが良い		 急須でじっくり淹れて香りや味わいを楽しむ
焙煎の仕方 軽く焙煎：やさしい香りとすっきりした味わい
しっかり焙煎：香ばしさとコクが際立つ		 お好みに合わせて選び、ティータイムに活用
形状（茶葉 or ティーバッグ） ティーバッグ：手軽に楽しみたい方
茶葉：香りや味わいの変化をより楽しみたい方		 水出し・急須など、シーンに合わせて淹れる
飲むシーン 食後・リラックスタイム：まろやかで香ばしい味わい
暑い季節：水出し・アイスでさっぱり
体を温めたい時：梅醤番茶などアレンジ		 水出し・急須など、シーンに合わせて淹れる

5. まとめ

三年番茶は、長期間熟成させることで渋みが落ち着き、まろやかで香ばしい味わいが特徴のお茶です。
味や香りがやさしく、カフェイン控えめで、日常のさまざまなシーンで楽しむことができます。

ポイント

やさしい味わい：渋みや苦味が少なく、食事にも合わせやすい
バランスのとれたお茶：マクロビオティックでも日常的に楽しまれる
楽しみ方のバリエーション：急須・ティーバッグ・水出し、梅醤番茶などアレンジも豊富
選び方の目安：茶葉の状態・焙煎・形状・飲むシーンで選ぶと、自分好みの一杯に出会える

三年番茶は、毎日のティータイムにやさしい香りと落ち着きをもたらしてくれるお茶です。
ぜひ自分に合った淹れ方やアレンジで、日々の暮らしに取り入れてみてください。

三年番茶

長期間熟成でまろやかな味わい。
梅醤番茶などアレンジレシピも◎